病院長 藤田民夫
名古屋記念病院は、名古屋市ではじめてとなる開放型病床を設置し、病診連携登録医への手術室を開放するなど、積極的な地域医療連携に取り組んでおり、2009年3月25日には地域医療支援病院として承認されました。名古屋記念病院の基本方針は、患者中心の医療の提供であり、医療安全管理体制の構築のもと、市民に対し安心安全な医療の提供に努めています。
救急部、総合内科、小児科が中心となって提供される急性期医療は市民や周辺医療機関から大いなる信頼を得ています。さらに各診療科では、がん医療を始め多岐にわたる診療域において質の高い診療機能の獲得に努め、常勤医師数102名(2010年4月現在)によって、急性期医療~慢性期医療まで幅広い専門的医療の提供が可能になっています。1985年の病院設立当初より目標として掲げてきたがん診療に関しては、地域がん診療拠点病院に必要な整備を続け、地域における質の高いがん診療の提供を目指しています。
研修医の教育体制に関しては、チーム医療を実践する総合内科が中心となって充実した臨床研修教育を実施するとともに、後期研修体制も構築しています。毎月開催される研修管理委員会では、現場の指導医、研修医の意見を反映し、継続的に臨床研修体制を見直し、改善が行われています。
高度医療機能の獲得と、それに伴う豊富な臨床症例を背景にして展開される臨床研修が、名古屋記念病院の魅力です。
研修プログラム責任者 副院長(総合内科) 草深裕光

名古屋記念病院における臨床研修の中で、他にない特徴である総合内科4ヶ月間の連続した初期研修は、屋根瓦式のチーム医療の実践の場であり、チームの一員として主体的・積極的に診療に関わり、自ら問題解決にあたることが求められます。毎日の症例呈示では、病歴や身体診察所見をはじめとした情報収集が不足なく行われたか、アセスメントは適切か、診療方針について十分検討されているのかについて、活発な議論とともにアドバイスも得ることができます。
複数の指導医が常駐する救急部では、初期診療の役割が与えられ、診断未定の患者の診察に悩みながらも、毎日のレビューによりフィードバックを受けることができます。週3回開かれている朝のレクチャーには、指導医とともに研修医全員が参加し、得られた知識や成果は皆で共有します。さらに、外部講師を招いたセミナーも年間を通じて多数開催されており、最新かつ臨床に直結する知識を得ることが可能です。2010年度から、2年目の選択研修期間を10ヶ月とし、研修医の希望に応じて、従来のスーパーローテート方式、将来の進路を考慮した専門診療科を重視する臨床研修のいずれも選択が可能な、柔軟性の高い研修プログラムとなっています。2年間の臨床研修を修了する際には、進路として選択した診療科にかかわらず、基本的な診療能力を獲得し、「名古屋記念病院で初期臨床研修を修了した研修医」と自信を持って言えることでしょう。情熱と強い意志を持った研修医の応募を期待しております。






