病院長 藤田民夫
名古屋記念病院は、名古屋市で初めてとなる開放型病床を設置し、2003年には病診連携登録医に手術室を開放致しました。こうした積極的な地域医療連携の結果、2009年3月25日には地域医療支援病院として承認されました。患者中心の医療の提供を基本方針に掲げ、医療安全管理体制の構築のもと、安心安全な医療の提供に努めてきましたが、2011年4月1日からは社会医療法人名古屋記念病院となり、これまで以上に市民のための病院として信頼獲得に努めていきます。
急性期医療については救急部、総合内科、小児科が中心となって市民や周辺医療機関からの信頼に応えるとともに、2012年には救急医療のさらなる向上を目的に院内の再整備に着手いたしました。急性期医療は当院の重要な課題としてその充実に継続して取り組んでいく予定です。
常勤医師数93名(2012年4月現在)によって、各診療科では、がん診療を始め多岐にわたる診療域において質の高い医療機能の獲得に努めており、急性期~慢性期の幅広い専門的医療の提供に努めているところです。中でも1985年の病院設立当初より目標として掲げてきたがん診療に関しては、2010年6月に愛知県がん診療拠点病院に指定された後も、質の高いがん診療の提供に各診療科間の連携のもとに、新たな診断的、治療的な取り組みを行い成果を上げています。今後も現状に満足することなくがん診療の充実に努めていきます。
さらに、名古屋記念病院は適正な医療提供体制の維持を目指し、チーム医療を実践する総合内科、救急部、小児科が中心となっての充実した臨床研修教育体制のもとでの医師育成や、コメディカル部門の教育など、将来の医療を担う次世代の人材育成にも努めています。
このように名古屋記念病院は、高度医療機能の獲得と、将来を見据えた医療提供体制の多角的な整備を引き続き行っていきますので、皆様のご理解とご支援、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
研修プログラム責任者 副院長(救急部) 武内有城

名古屋記念病院における臨床研修の基本は、「医療者として必要な疾患へのアプローチ・スキル、診断における論理的思考能力を身につけるだけでなく、社会人としての最低限のマナーとチーム医療への協調力を養う」こと、すなわち医師としての「独り立ち」にあります。今まで多くの研修医を見てきましたが、やはり医療の原点は「思いやりと信頼」にあるので、患者やスタッフに気配りができない研修医は初期研修終了後も伸びませんし、コアスタッフとしての責任を担う実力にも達せないように思います。特に、初期臨床研修の間は、患者さんも周りのスタッフもほとんどが社会人の先輩、人生の先駆者なので、謙虚な心とマナーの順守が全ての人間関係の礎であることを再認識して研修にあたることも必要です。だからと言って、先輩・指導医頼みの独立心のない研修医ではだめで、常に自分で何とかする、自分に何が足りないのかを考えるモチベーションを持った研修医が名古屋記念病院の研修医のあるべき姿です。
最近までは、私の指導医としての仕事は、プライマリーケアのできない、患者さんに害を与えるかもしれない研修医を見つけて、救急の現場に足を踏み入れないように研修を指導することだと思っていました。しかし、最近は全ての研修医の先生たちとじっくりと向き合って、特徴を見つけて伸ばすことが研修指導の基本で、そうやって社会に貢献できる研修医、若手医師を輩出できる研修病院になることが、今われわれに求められていると感じるようになりました。当院の研修プログラムは自由度が高く、また救急や病棟などの現場でも「やらしてもらえる」「がんばれる」雰囲気に満ち溢れ、バックアップ体制も完備しています。是非、「自分が名古屋記念病院の研修環境をかえてやる」という気概のある研修医の先生と知り合い、ともに切磋琢磨できればと思います。
研修プログラム副責任者 副院長(総合内科) 草深裕光

名古屋記念病院における臨床研修の中で、他にない特徴である総合内科における初期研修は、屋根瓦式のチーム医療の実践の場であり、チームの一員として主体的・積極的に診療に関わり、自ら問題解決にあたることが求められます。毎日のカンファレンスにおける症例呈示は研修医が担当、病歴や身体診察所見をはじめとした情報収集が不足なく行われたか、アセスメントは適切か、診療方針について十分検討されているのかについて、活発な議論とともにアドバイスも得ることができます。
また、1年目の内科研修6ヶ月間は、研修医の希望に応じ、内科系8科から自由に選択し組み合わせることが可能です。
2年目の選択研修期間は10ヶ月と十分確保されており、従来のスーパーローテート方式、将来の進路を考慮した専門診療科を重視する研修の両者が可能な、柔軟性の高い研修プログラムとなっています。
2年間の臨床研修を修了する際には、進路として選択した診療科にかかわらず、基本的な診療能力を獲得し、「名古屋記念病院で初期臨床研修を修了した研修医」と自信を持って言えることでしょう。
情熱と強い意志を持った研修医の応募を期待しております。







