泌尿器科 (担当診療科:泌尿器科、腎臓外科)
スタッフ紹介
泌尿器科部長
内藤 和彦 Kazuhiko Naitou
専門:泌尿器科一般(特に前立腺肥大症に対するレーザー治療)、泌尿器科癌
コメント
当院の泌尿器科は常勤医5名で運営しており、一般泌尿器科疾患のほか泌尿器科癌、腎移植まで専門的に幅広く診療にあたっております。年間手術件数は700例を超えております。うちわけは、尿路結石症に対する体外衝撃波治療(ESWL)約240例、前立腺肥大症に対するレーザー内視鏡手術が約60例、膀胱腫瘍に対する内視鏡手術が約80例、シャント手術が約100例、根治的前立腺全摘除術15例、腎摘除術26例(腹腔鏡手術12例)、膀胱全摘除術5例などです。
①尿路結石症に対するESWLは当院では基本的には外来手術として行っており入院は一部の症例を除いて必要ありません。また、ESWLで治療が困難な尿路結石症に対しては内視鏡下での結石除去術を行っており切らずに治す治療を実践しております。②前立腺肥大症に対してはホルミウムレーザーを用いた内視鏡下前立腺核出術を2004年より名古屋地区では最初に導入し、現在まで150例を越える治療を行っております。このホルミウムレーザーを用いた内視鏡下手術は従来行われていた電気メスによる経尿道的前立腺切除術(TUR-P)と比べ出血量が非常に少なくてすみ、入院期間も短縮でき、治療効果も同等であるという非常に優れた治療法であります。③前立腺癌の検診にも力をいれており、前立腺針生検では12箇所から組織を採取し、より正確な診断が得られる様に努めております。治療としては外科的治療のみならず、適応があれば名古屋大学病院や藤田保健衛生大学病院と連携し小線源治療の紹介も行っております。
④腎臓疾患(腎臓腫瘍、無機能腎など)に対しては1996年より腹腔鏡下手術を導入しており、現在では標準的治療の一つとしております。⑤膀胱癌は初期の場合は内視鏡下に切除を行っていますが、進行例では膀胱をの摘出が必要な場合もあります。この場合適応があれば代用膀胱をつくり生活の質をなるべく損なわないよう心がけております。⑥腎移植は現在までに120例以上経験しておりますが、その大部分が献腎移植です。これからもスタッフ一同さらに精進し、最先端の医療を安全に提供できるよう努力していきたいと思っております。
経歴
| 1994年3月 | 藤田保健衛生大学 | 【所属学会】 |
| 医学部卒業 | 日本泌尿器科学会 | |
| 1994年5月 | 藤田保健衛生大学病院 | 日本Endourology・ESWL学会 |
| 泌尿器科入局 | 【主な資格】 | |
| 1996年4月 | 愛知県済生会病院 | 日本泌尿器科学会専門医 |
| 泌尿器科医員 | 日本泌尿器科学会指導医 | |
| 1997年6月 | 平塚市民病院 泌尿器科医員 | |
| 1999年4月 | 藤田保健衛生大学病院 | |
| 2000年4月 | 名古屋記念病院 泌尿器科医員 | |
| 2002年4月 | 愛知県厚生連渥美病院 | |
| 泌尿器科部長 | ||
| 2003年6月 | 藤田保健衛生大学病院 | |
| 泌尿器科助手 | ||
| 2004年4月 | 名古屋記念病院 泌尿器科医長 | |
| 2007年4月 | 名古屋記念病院 泌尿器科部長 |
泌尿器科(院長)
藤田 民夫 Hujita Tamio
専門:
泌尿器科
大前 憲史 Kenji Oomae
専門:泌尿器科一般
泌尿器科
深谷 孝介 Kousuke Fukaya
専門:
前立腺肥大症の新しい治療
- メスを使わない最先端のレーザー手術法を名古屋地区で初めて導入–
*
当院では2004年9月より名古屋地区では初めて本治療を導入しました。
レーザー前立腺治療(HoLEP)の特徴
1. 従来の治療法 (経尿道的前立腺切除術:TUR-P )にくらべ出血量が少ない。
2. 低侵襲であるため入院期間や完治までの期間が短縮。
3. 従来は治療が困難であった大きな前立腺肥大症にも安全に対応。
“HoLEP”とは
レーザー光を利用した治療は出血や痛みが少ないため、患者さんに負担の少ない手術を可能にしています。
“HoLEP”という最新の手術方法は、内視鏡を尿道から前立腺に通し、レーザーファイバーと呼ばれる機器を前立腺の内側(内腺)と外側(外腺)の境目に挿入して行います。このレーザーファイバーでホルミウム・ヤグレーザーという種類のレーザー光を照射し、肥大した内腺(腺腫)を外腺から切り離します。この“HoLEP”による治療法は、従来の外科的治療法であるTUR-P(経尿道的前立腺切除術)にくらべ出血量を少なくすることが可能です。また、入院期間や完治までの期間も短く、低侵襲な治療法として注目されています。