名古屋記念病院 救急部の概要
名古屋記念病院の救急体制
第2次救急医療機関
時間内救急体制
内科系担当(総合内科) 1名
外科系担当(救急部専任) 1名
研修医 1年目 1~2名、2年目 1~2名
診療時間外の救急体制
内科系当直 1~2名(平日は総合内科)
外科系当直 1名
研修医 1年目 1~2名、2年目 1~2名
*いずれの時間帯も全科待機制(オンコール・システム)
救急対応診療科(待機も含む):救急部、総合内科、神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、血液・化学療法科、代謝・内分泌科、腎臓内科、小児科、外科、胸部外科(呼吸器)、消化器外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、皮膚科、産婦人科、耳鼻咽喉科、放射線科、眼科、麻酔科
* 心療内科、精神科、形成外科、血管外科、乳腺外科は非常勤
(心臓外科はありません)
救急部の特徴
救急部は2002年12月に発足し、2次救急医療を主に昨年の救急車搬送台数3573台(1日平均9.8台)、救急受診患者18780名(1日平均51.5名)であり、1次から3次まで幅広い救急患者に対応しています。内科系は総合内科、外科系は救急部(外科専門医)が初期対応するERシステムにて、フットワークのよさと患者さんの立場にたった救急対応が可能となっています。また、登録医や救急隊からの救急受付電話を直接担当医師が対応するシステムなので、病状の正確な伝達や緊急時の入院などの受け入れ態勢の簡便さを実現しています。当院の救急部は、心肺蘇生のグロバルースタンダードである米国心臓協会(AHA)のBLS、ACLSシステムをいち早く導入し認定プロバイダーを多数育成することにより、確実に心拍再開率、救急蘇生率を向上させており、さらに日本外傷学会のJATECシステム(外傷初期対応ガイドライン)も導入し近年問題となっているpreventable trauma deathの回避に実績をあげています。2003年より、消毒しない、傷を乾かさない「湿潤療法」という新しい創傷治療も取り入れ、新鮮外傷に形成外科的手技をとりいれて対応し「創傷治療センター」も併設しました。また、「救急診療権」という当院独自の研修医の独立した診療を認定するシステムを採用しており、救急研修におけるモチベーションの向上に寄与しています。

救急部研修
1. 研修時期と期間
一年目: 2ヶ月
二年目: 1ヶ月+自由選択
2. 指導医:
外科部長・救急部超代行、ICU室長 武内有城
昭和61年 名古屋大学医学部卒
資格 外科専門医・指導医
消化器外科専門医
消化器病専門医
肝臓専門医
蘇生法指導医
がん治療認定医
ICD など
指導医からのメッセージ:
とにかく人を助けたい医師募集中です。
自分の家族にでも提供できる医療が救急の基本!
スタッフ: 部長1人
総合内科より応援
助けてくれる若手医師募集中
2011年度救急外来拡張予定
救急部研修について
A. ER型救急外来研修(全科)
当院はプライマリーケアを重視した救急研修ですので、基本的にはER方式として、 窓口を1次から3次まで一本化して対応しています。
B. 指導医とのマンツーマン体制
日中の救急部は、内科・外科系ともに指導医のマンツーマン体制です。
C. 屋根瓦方式の研修システム実践
基本的には、1,2年目の研修医はペアを組んで診察にあたります。
D. 当院独自の救急外来マニュアル、入院基準、重症病態の個別マニュアル
当院の救急外来における処置、処方は全てマニュアル化されており、 入院適応だけでなく精神疾患救急や屍体検案なども全て手順がマニュアル化されています。
E. インターネットを用いたUp to dateな情報検索システム
救急外来のインターネットにて、最新医療や救急情報が検索できます。
F. EBMに基づいたケースファイルの編集
貴重な症例は全てファイル化して保存しておくことより、次症例へのスムーズな対応が可能となります。
G. BLS、ACLS、ICLS、ISLS、JATECガイダンスおよび院内コース
心肺蘇生、外傷初期診療などは、AHA(米国心臓協会)、日本救急医学会や日本外傷学会のコースを 取り入れ、院内コースとして取り入れています。また、希望があれば正式のコース受講を推奨しています。
H. 湿潤療法
消毒せず、創傷を湿潤状態に保つ患者さんにやさしい外傷治療を積極的に取り入れています。また、創傷治療センターを併設しており、創傷の経過および帰結の管理も研修システムとなっています。
I. 救急車同乗実習及び救急隊との症例検討会
救急隊との連携を重視し、年2回の交流会、症例検討会を実施しています。
J. 当院独自の救急診療権の認定システム
救急受診患者を単独の判断で帰宅させることができる診療権の認定システム。 症例、基本的手技、救急画像診断、蘇生シミュレーションおよび医療面接などから総合的に判定する。 これらの管理は全て電子研修手帳にて行われます。
K. レビュー・システムの充実
研修医単独診療全患者の診療録・画像の救急部レビュー(毎日)と、 問題症例のカンファレンス及び担当研修医個人へのフィードバックを行っています。
L. 救急トリアージシステムの導入
救急医療の質向上を目的として、救急重症度・緊急度のトリアージを、救急外来スタッフ誰でもができるように(医師に伝達できる)システム化しました。