看護部について

看護師長あいさつ

看護師長 山内要

 金山クリニック看護部は、ホスピー腎透析事業部看護部として『いのちと人権を尊重し“その人らしく生きられる”ように支援します』を共通の理念としています。

 近年、重度の要介護状態となっても、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する地域包括ケアシステムが推進されています。今後、透析患者さんも通院透析を継続していくうえで、地域とのつながりが大切になります。私たちは、ホスピーグループ内外の看護職や多職種と連携し、患者さん一人ひとりの透析生活が継続できるよう支援に努めています。

 

看護部の取り組み

 金山クリニック看護部では、透析維持期の患者さんに安全で安楽、且つ適切な治療環境を提供しています。併せて、看護介入を通して合併症の予防とセルフケア支援、QOL(quality of life)向上に向けた生活調整支援ならびに家族支援を行っています。こうした看護実践は、医師、臨床工学技士、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士を交えた院内事例発表会で報告し、多面的に評価しています。
 また、看護大学の実習生を受入れ、教育機関と連携を図ることで、新たな視点で患者さんを捉えることに繋げています。

 

透析業務について



 

新人教育について

 看護部では、新しく透析業務を経験する新人職員に対し、6~8週間の研修期間を設け、慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN:Chronic Kidney Disease Leading Nurse )や臨床工学技士の実技指導と講義を通し、透析看護の基本的な知識、技術、態度が習得できよう支援体制を整えています。また、入職2年目研修では透析患者疑似体験を実施し、患者の気持ちに寄り添える看護師の育成に励んでいます。
 法人内の複数の施設との集合教育にも参加し、看護過程やセルフケア教育など、看護実践能力がスキルアップできる教育体制をとっています。


※上記表はクリックでPDFが開きます


 

働きやすい環境整備

 名古屋駅や金山駅、栄地区のセミナー・研究会に参加しやすく、仕事帰りの余暇も楽しめる好立地な場所にあります。
 また、単科の透析施設で専門能力を獲得しやすい環境にあり、関連学会への参加やCKDLN等の資格取得支援もしています。託児所もあるため、子育て中の看護師さんも安心して働くことができ、スキルアップが望めます。当クリニックは、透析看護師としての専門性と誇りをもち、患者さんに寄り添った看護の現場を目指しています。

 

託児所について

近隣に託児所(金山ナーサリー)があります。日勤・準夜勤を通じて利用でき、病児保育も可能です。
(運営:トットメイト)


 

職員の声

職員の声①

 私は今年で勤続15年になります。その間、2人の子供の出産と育児をしながら、慢性腎臓病療養指導看護師を取得しました。現在は、子供と触れ合う時間を大切にしながら、さらなるキャリアアップ目指して奮闘中です。金山クリニックは、子育ての相談に乗ってくれる先輩や託児所があります。また、ライフスタイルに合わせたキャリアアップができる職場です。ぜひ、金山クリニックで子育てしながら一緒に透析看護をしましょう。

 

職員の声②

 私は入職して5年が経ち、中堅看護師として今後のキャリアに迷いがありました。しかし、さまざまな院内・院外研修に参加したことで、新しい刺激を貰って自分の看護キャリアを考えることができました。そこで、専門性的知識を高めて透析看護を深めたいと思い、慢性腎臓病療養指導看護師の資格を取得しました。現在は、プライベートも充実させながらスキルアップを目指しています。

看護補助者(ケアスタッフ)について

 看護補助者(ケアスタッフ)は、看護の専門的判断を要しない生活環境の整備や、患者の日常生活援助・介護および診療補助に関わる周辺業務を行う職種です。看護チームの一員として、看護師の指示・監督の下、患者さんの生命に直接かかわらない範囲で看護業務の補助をします。
 新人のケアスタッフには、教育担当の看護師や先輩ケアスタッフが業務の習得をサポートします。車椅子の介助や透析物品の準備などは、eラーニングや実技練習を実施しています。また、透析治療の基礎、透析患者の特徴についての講義も行っています。