診療再開にあたって

 この度は名古屋記念病院において多くの患者さま及び職員に新型コロナウィルスの感染が発生し、地域の皆様をはじめ、多くの方々に大変なご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと謹んでお詫び申し上げます。
 入院患者さまに感染が拡がり、大きな苦痛や不安を与えてしまい、感染のない患者さまにもご不便やご心配をおかけするなど、多大なご迷惑をおかけいたしました。
また、この間入院療養中に身内の方々との面会も果たせない中でお亡くなりになられた方がおられたことにつきましては、患者さまのご冥福を心よりお祈りするとともに、ご家族さまに深くお詫びいたします。
 私どもは、入院されている患者さまの治療に全力を尽くすとともに、行政、専門家の方々のご指導のもと、感染拡大防止に取り組み、感染拡大の原因究明とその改善に努めてまいりました。感染の発生がかなり限定的になり、1月13日より予約再診患者さまの外来診療を再開し、1月20日より予約患者さまに限っての入院診療を再開しました。また罹患した職員や濃厚接触者として自宅待機していた職員はほとんどが復帰しております。その後の感染状況から、感染はほぼ収束したと判断し、新たな取り組みのもと21より当院診療機能を全面的に再開させていただきますので、何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
(なお、これまでの発生状況や中間報告などは、ホームページにてお知らせしてまいりましたが、最終報告は改めてお知らせする予定です。)
今後は、このような感染の拡大が起こらないように十分な対策を整え、救急を含む地域の中核病院として皆さまに安心して医療を受けていただけるよう病院を再生させ、発展させていく所存です。今後ともよろしくご支援下さいますようお願い申し上げます。
最後に、お世話になりました医療機関や関係行政機関の皆さまに厚くお礼申し上げます。また多くの団体、個人の皆さまより心温まるご支援並びに激励のお言葉をいただきました。  
職員を代表して深く感謝申し上げます。


 
 

2021年1月29日
名古屋記念病院
院長 長谷川真司