院内がん登録について

院内がん登録について

2005年から始まった我が国のがん医療「第3次対がん10か年総合戦略」に基づいて、各都道府県は地域格差のないがん医療を目指しています。その一環として医療施設および病院における「院内がん登録」があります。院内がん登録をすることによって、何人の患者さんが、どのような病態で、どのように受診し、どのような治療を受けて、どうなったのか、を知ることができます。

 

当院では、国立がんセンターが提唱している「標準 院内がん登録項目」に準じたものに加え独自項目で様式とシステムを作成、2006年1月から「胃」「大腸」「肝」3臓器のがん登録を開始しています。2007年4月には「乳」「肺」を加えた5臓器へと広げ、現在は全臓器を対象としたがん登録を行っています。当院でがんが発見、あるいは他院から紹介をされた後、当院で治療を受けられた方全員がこの登録対象となります。がんの病態、それに対する治療方針、取られた治療内容、その治療結果を登録、解析することで治療内容を見直しし、また今後の重要な治療指針となります。

 

皆さま方のご理解を何卒よろしくお願い申し上げます。