臨床栄養科

臨床栄養科について

臨床栄養科は、食事を通して、患者さんの栄養状態を改善したり良好に保つことで治療の効果を高めることに貢献しています。食事摂取状況、身体計測値、血液データなどから栄養状態や病態の評価を行い、治療に必要な栄養管理について主治医への提言などを行っています。また、患者さんへの栄養指導は、適切な栄養評価のもと、その方の食習慣や生活などに見合った食事療法を提案することを心がけています。

 

入院中の患者さんの栄養管理、指導

医師の指示のもと、患者さん個々の疾患に見合った食事を提供しています。適切な栄養量を補給できるように、摂食嚥下機能(噛んだり飲み込んだりする力)や、嗜好などを考慮し、食事内容の調整も行っています。また、年間17回の行事食やバースデーメニューなど、入院生活の中でも季節や時間の変化を感じられる食事の提供を心がけています。

入院患者さんの栄養指導は、ベッドサイドまたは栄養指導室にて、退院後も適切な食事療法が継続できるように、分かりやすく実践しやすい指導を心がけています。また、NST [Nutrition(栄養)Support (サポート)Team(チーム)]の一員として、医師やその他の職種と協同して栄養管理を行っています。

 

 

外来に通院されている患者さんの栄養指導

栄養指導室または外来診察室にて実施しています。糖尿病、腎臓病などの慢性期疾患では、適切な食事療法が特別なものではなく「日常の食事」となるように、患者さんに寄り添った長期的な支援を目指しています。

 

通院透析患者さんには、毎月、献立例を掲載したパンフレットをお配りしています。パンフレットでは旬の食品や話題の栄養素などを取り上げ紹介しています。

 

糖尿病透析予防指導では、医師、看護師と協同して指導にあたっています。

その他

糖尿病教室腎臓病教室糖尿病教育入院CKD教育入院、オープンセミナーなどでの講義を担当しています。また在宅訪問栄養指導も実施しています。日常業務で得られた成果については、学会発表やテキストの作成などで積極的に還元しています。また、院外の栄養士同士の勉強会への参加や運営など、栄養士の職能向上や自己研鑽にも努めています。

透析食のレシピ

透析をされている方にオススメのレシピを紹介します。。