診療科・医師紹介

糖尿病・内分泌内科

 

役職
医師名
卒業年 所属学会(資格)

部長
塚本 健二

平成26年

日本内科学会(認定内科医、指導医、総合内科専門医)
日本内分泌学会(内分泌代謝科(内科)専門医、内分泌代謝・糖尿病内科領域専門研修指導医)
日本糖尿病学会(糖尿病専門医)
日本医師会認定産業医

日本静脈経腸栄養学会TNTコース修了
PEG・在宅医療学会 嚥下機能評価研修会修了
臨床研修指導医講習会修了
緩和ケア研修会修了

医師
武田 由季
令和2年

日本内科学会
日本糖尿病学会
日本内分泌学会

医師
柳澤 悠騎
令和4年

日本内科学会
日本糖尿病学会
日本内分泌学会

 

 

 

 

糖尿病や脂質異常症などに代表される代謝疾患や、甲状腺や副腎などの内分泌疾患を中心に検査・治療を行っております。 日本糖尿病学会、日本内分泌学会の専門医をはじめ、糖尿病療養指導士や管理栄養士などのスタッフと協力して診療を行っています。糖尿病合併症や内分泌疾患で手術など専門的治療が必要な場合は当院の関係診療科や近隣医療機関と連携して行っていきます。

対応疾患

  • 糖尿病(1型、2型、妊娠合併など)
  • 脂質異常症
  • 高尿酸血症・痛風
  • 甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎、甲状腺腫瘍など)
  • 下垂体・副甲状腺・副腎を始めとした内分泌疾患
  • 電解質異常

糖尿病について

糖尿病診療では、眼科、循環器内科を始めとした他科とも連携をとり、血糖値の異常に至った原因を検索し、糖尿病合併症の精査を行います。 併せて、日本糖尿病療養指導士の認定資格を持つ各専門職種による生活療養・薬剤・栄養指導を行います。検査や治療においては、持続血糖測定器や持続インスリン注入療法なども活用し、個々人の病態に合わせた適切な治療をご提案できるように努めてまいります。

●糖尿病教育入院プログラム

初めて糖尿病と診断された方、血糖のコントロールが難しい・苦慮する方、インスリン注射が必要と判断された方などに対して、火曜日の午前に入院し1週間の教育入院のプログラムを提供しております。 入院中は食事・運動療法の実践、各専門職種からの講義等を通じて糖尿病への理解を深めていただきます。糖尿病の発症・悪化の原因検索や糖尿病に関連した合併症の検索を行います。治療に関しては、内服薬やインスリンなどの注射剤の導入・調整を行い退院後も良好な血糖コントロールを維持できるように支援します。

内分泌疾患について

内分泌疾患は、ホルモンの異常や腫瘍が原因となることが多く、症状が多岐にわたるため診断が難しい場合があります。
当院では、甲状腺、脳下垂体、副腎などホルモンに関連する疾患の診断および治療を行っています。対象となる疾患には、バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍、副甲状腺機能亢進症、先端巨大症、性腺機能低下症、副腎皮質機能低下症、クッシング症候群、褐色細胞腫、原発性アルドステロン症などが含まれます。外来や入院を通じて、負荷試験を含めた精密な検査を実施しています。
例えば、バセドウ病や橋本病といった甲状腺疾患や、原発性アルドステロン症などの副腎疾患は、初期段階での診断が特に困難ですが、丁寧な問診や診察、適切な検査を行うことで、正確な診断と治療が可能となります。これにより、症状の改善や適切な治療法の選択につながります。
患者さんが抱える不安を少しでも軽減し、安心して治療を受けていただけるよう、専門的な知識に基づいた分かりやすい説明と丁寧な診療を心がけています。
甲状腺疾患については、機能異常や腫瘍性病変に対応しており、腫瘍性病変に対しては必要に応じて穿刺細胞診を行います。
当院では、ほとんどの内分泌疾患に対して診断と内科的治療が可能な体制を整えています。しかし、外科的治療が必要な場合や当院での対応が難しい場合には、近隣の医療機関と連携しながら診療を行っています。

「減量サポート外来」開設いたしました

当院では、2026年7月2日より糖尿病・内分泌内科と循環器内科が連携し「減量サポート外来」 を開設いたします。当外来は、肥満症の改善を目的とした専門外来です。 肥満は、糖尿病・高血圧・脂質異常症など、さまざまな生活習慣病の原因となり、将来的に心 筋梗塞や脳卒中など重大な病気につながることがあります。 当院では、医師・看護師・管理栄養士など多職種が連携し、一人ひとりの生活習慣や体の状態 に合わせた減量治療を行います。

基本となる治療(生活習慣の改善)
減量治療の基本は、「食事療法」と「運動療法」です。約6か月間を目安に、無理のない生活改善を継続しながら、健康的な体重減少を目指します。
必要に応じて、臨床心理士による心理面のサポートも行います。
・食事療法
必要なエネルギー量を確認し、患者さんの生活スタイルや併存疾患に応じた食事内容をご提案します。
・運動療法
体力や身体の状態に合わせて、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせた運動方法をご案内します。
十分な効果が得られない場合の治療(肥満症治療薬)
生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られない場合には、肥満症治療薬「ウゴービ®」や「ゼップバウンド®」の使用を検討します。いずれも日本で承認されている週1回の自己注射薬で、食欲のコントロールや体重減少をサポートします。治療は少ない用量から開始し、効果や副作用を確認しながら段階的に調整していきます。また、肥満症治療薬を保険適用で使用するにはいくつかの条件があり、すべての患者様に適用されるわけではありません。

肥満症治療薬を保険適用で使用するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。


■ 肥満症の診断

高血圧、脂質異常症、または2型糖尿病のいずれか1つ以上の診断があり、以下のいずれかの条件を満たす患者であること。


BMI 27 kg/m²以上

 +肥満に関連する健康障害(注)が2つ以上
 または

BMI 35 kg/m²以上
 肥満に関連する健康障害(注)

□ 2型糖尿病・耐糖能異常□ 非アルコール性脂肪肝疾患
□ 脂質異常症□ 月経異常・不妊
□ 高血圧□ 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
□ 高尿酸血症・痛風□ 運動器疾患
□ 冠動脈疾患□ 肥満関連腎臓病
□ 脳梗塞


■ 肥満症と関連疾患に対する治療実施

高血圧、脂質異常症、または2型糖尿病に対して、適切な治療(薬物療法を含む) が行われている患者であること。


■ 食事療法・運動療法の実施と効果がない場合

適切な食事療法・運動療法を6か月以上実施しても十分な体重減少が得られなかったこと。
・食事療法中に管理栄養士による栄養指導を2か月に1回以上受けていること。


当外来は完全予約制となります。
受診をご希望の方は紹介状が必要となりますので、まずはかかりつけのクリニック・医療機関へご相談ください。
なお、当院に通院中の方は、主治医へご相談くださいますようお願いいたします。

 

チーム医療

糖尿病にかかる人は高齢化、食事や運動環境の変化により増加しています。はじめは症状が軽いことやはっきりしないことが多く、受診が遅れたり放置したりすることが少なくありません。症状が乏しいため治療の必要性が感じられないこともあります。そのため、合併症(神経障害、網膜症、腎症、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、認知症、がんなど)が進行し、通常の生活を送りにくくなったり健康寿命が短くなったりしてしまいます。合併症を防ぐには糖尿病の特徴と治療法を患者さんご自身もよく知る必要がありますので、当院では糖尿病療養指導をチーム医療でメディカルスタッフ(看護師・管理栄養士・検査技師・薬剤師・理学療養士・臨床心理士・医療ソーシャルワーカー)とともに支援します。薬物療法は新しい薬を含めたくさんの選択肢があるので、患者さんと相談しながら、それぞれの患者さんに合う治療法を相談していきます。教育入院や外来糖尿病教室および、悪化した場合のコントロール入院や治療見直しなどを行い、糖尿病診療を行っています。糖尿病における合併症については、眼科や腎臓内科など適切な診療科の医師と連携し治療を行っています。
個別で管理栄養士が指導も行っております。1回の指導では不安がある方などには継続的な指導も行っています。

 

2025年度

外来患者数

6,713

入院患者数

225