病院情報の公表 ~令和6年度 個別病院指標~


令和6年6月1日から令和7年5月31日に一般病棟を退院した患者さんを集計の対象としています。
入院後24時間以内に死亡した患者さんまたは生後一週間以内に死亡した新生児、臓器移植を行った患者さんは集計対象外としています。
自費診療や労災・自賠責等の医科保険以外の保険を使用した患者さんも集計対象外としています。
集計期間内に同一人物が複数回入退院した場合、延べ患者数として数えています。
なお、患者数が10未満の数値は、個人情報保護に配慮して「-」としています。

 


 

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

 

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率

 

 

病院指標1 年齢階級別退院患者数

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年齢区分

0~

10~

20~

30~

40~

50~

60~

70~

80~

90~

患者数

1356 296 230 254 436 662 884 1510 1890 722

 

 

 

 

病院指標2 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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DPCコード

DPC名称

患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
0400802499x0xx

肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし

86 22.30 16.40 17.44% 84.87
040120xx99000x

慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

41 10.61 12.95 2.44% 72.68
040081xx99x0xx

誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし

34 28.71 20.78 35.29% 85.06
0400802299x000

肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なしA-DROP スコア0

28 6.75 8.13 0.00% 36.11
040040xx9910xx

肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし

23 2.13 3.03 0.00% 75.22

呼吸器内科は、肺癌、肺炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、気胸など、多彩な呼吸器疾患の診断および治療を行っています。
入院の約3割が肺癌の患者さんです。気管支鏡検査ではほとんどの患者さんに鎮静剤を使用し、苦痛のない検査をすすめています。最新の超音波気管支鏡機器を導入し、縦隔リンパ節の生検や末梢小型肺病変の生検など、より精密に診断を行っています。治療においては、抗癌剤・分子標的治療薬による化学療法が主体で、手術を組み合わせた治療も行っています。癌免疫療法についても、ガイドラインに従って安全性に十分配慮しながら施行しており、よい効果が得られた症例を経験しています。放射線療法が必要な場合には、大学病院などの高次医療機関へご紹介させていただきます。
肺炎や慢性呼吸器疾患の二次感染に対しては、肺炎治療ガイドラインに基づき、適切な抗菌薬の選択を行って治療しています。重症呼吸不全を伴う場合には必要に応じてNPPVをはじめとする人工呼吸管理を行います。また早期からリハビリテーション部や摂食嚥下障害の専門看護師と連携し、離床や嚥下機能の改善をはかり、ADLの回復、維持を目指しています。また急性期を乗り切った患者さんについては、ご紹介元の医院や他の適切な医療機関・施設へ逆紹介させていただいております。
喘息、COPDについては、吸入薬を主とした新しい治療薬が次々と発売され、患者さんに合ったデバイスや剤形を選択し、きめ細かく指導と治療を行い定期的にフォローしています。また、呼気一酸化窒素測定(FeN0)機器を導入し、喘息患者さんの診断補助および治療効果の指標として活用しています。
間質性肺炎については、膠原病や薬剤性など原因が様々で、慢性的にゆっくり進行し、一部は急性増悪という急激な病状の悪化により不幸な転帰を辿ることもあります。詳細な問診と肺機能検査や各種抗体検査などによりできるだけ正確に診断し、定期的な画像経過観察を行い、適切な時期に抗線維化薬、ステロイド薬、免疫抑制薬による治療を導入したり、呼吸不全の進行した患者さんには在宅酸素療法を勧める等しています。
気胸については、縮んだ肺を拡張させるため、早急に胸腔ドレナージという処置を行います。呼吸器外科と協力し、必要な場合はスムーズに外科手術を受けられるように連携しています。

注)上段の表は治療内容による細分化されたDPCコードにて記載しておりますが、呼吸器疾患は適切な治療が細分化されているため少数に分散され、診療実績を把握することが難しくなっています。下段に疾患名だけでの分類となるDPC6桁分類での実績を記載しております。

 

注)上段の表は治療内容による細分化されたDPCコードにて記載しておりますが、呼吸器疾患は適切な治療が細分化されているため少数に分散され、診療実績を把握することが難しくなっています。下段に疾患名だけでの分類となるDPC6桁分類での実績を記載しております。

DPC6桁分類

疾患名

患者数

040080

肺炎等

166

040040

肺の悪性腫瘍

87

040120

慢性閉塞性肺疾患

52

040081

誤嚥性肺炎

37

040110

間質性肺炎

25

040200

気胸

24

 

 

 

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060100xx01xxxx

小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術

236 2.25 2.57 0.00% 67.37
060210xx99000x

ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

60 9.70 9.08 6.67% 70.62
060102xx99xxxx

穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし

55 8.02 7.60 0.00% 68.16
060340xx03x00x

胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

54 12.24 8.88 3.70% 74.44
060350xx99x0xx

急性膵炎、被包化壊死 手術なし 手術・処置等2なし

34 12.82 10.54 2.94% 67.35

消化器内科では、消化管領域と胆膵領域の疾患の診療を担当しています。胃潰瘍、感染性腸炎、肝炎、消化管出血など幅広く対応しており、小腸大腸の良性疾患や大腸憩室出血、胆石症、胆管炎に対して内視鏡的に治療を行っています。入院では内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を行っている患者さんが最も多く、基本的に1泊2日で治療することができます。また、腸閉塞に対しては絶食・安静や注射薬などによる保存治療を行っています。胆管炎などの消化管炎症疾患には抗生剤による保存治療を行います。急性膵炎に対しては薬物治療を行います。

 

 

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050130xx9900x0

心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外

115 20.57 17.33 22.61% 86.05
050070xx03x0xx

頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし

78 4.32 4.47 0.00% 70.13
050050xx0200xx

狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし

62 4.32 4.18 0.00% 68.85
050050xx9910xx

狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし

50 2.98 3.07 0.00% 70.82
050050xx9920xx

狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし

50 3.52 3.27 0.00% 70.54

狭心症や心筋梗塞のみならず、心不全、不整脈、心筋疾患、末梢動脈疾患など様々な心臓疾患の診療を担当しています。入院では心不全の患者さんが最も多く、薬物・非薬物治療を組み合わせて治療を行っています。狭心症や心筋梗塞に対しては薬物治療やカテーテル治療を行い、不整脈関連疾患には経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)を行っています。

 

 

DPCコード

DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢

100380xxxxxxxx

体液量減少症

342 4.28 10.26 0.58% 4.09

080270xxxx1xxx

食物アレルギー

223 1.00 2.10 0.00% 3.26

0400801199x0xx

肺炎等

85 4.59 5.61 0.00% 4.53

100393xx99xxxx

その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害

74 3.54 9.83 1.35% 5.97

060380xxxxx0xx肺炎等

ウイルス性腸炎

68 3.35 5.55 0.00% 4.81

一般小児科診療から各専門分野の小児医療を担当しています。最も多いのは、気管支炎・肺炎、胃腸炎や熱性けいれんなどの発熱を伴う感染症に起因する脱水症のお子さんです。輸液や経口摂取の管理を行います。肺炎のお子さんも多く、抗菌薬などの薬物治療を行います。その他に、気管支炎・胃腸炎だけではなく、突発性発疹症、手足口病、尿路感染症、菌血症等の感染症も多く診察しています。どの疾患もほぼ1週間以内に退院しています。入院症例の半数がこのような感染症です。次いでアレルギー疾患による入院は3割を占めます。中でも食物アレルギーのお子さんで、日帰り入院で評価できる食物経口負荷試験や、原因食物の摂取によるアレルギー症状が誘発された場合です。上位5位以外にも川崎病や特定疾患などに幅広く対応しています。地域連携・救急医療に力を入れており、紹介患者さんや救急外来を受診される患者さんが多く、年間1500人余りの小児科入院患者さんの約38%は救急外来からの緊急入院です。

 

 

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060160x001xxxx

鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等

102 4.34 4.54 0.00% 67.33
060150xx03xxxx

虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等

45 5.09 5.32 0.00% 45.22
060150xx99xxxx

虫垂炎 手術なし

32 8.38 8.00 0.00% 46.38
060035xx0100xx

結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし

31 12.68 14.81 0.00% 71.42
060335xx0200xx

胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし

29 7.14 7.05 3.45% 62.90

当院の外科では呼吸器外科専門医と消化器外科専門医を含む7名の医師で日常臨床を行っています。 鼠径ヘルニアは足の付け根辺り(鼠径部)の筋肉の薄いところから腸や内臓脂肪などが押し出され、皮膚まで飛び出す疾患です。手術を行って短期で退院する患者さんが多いです。胆石症や胆嚢炎、大腸癌(悪性腫瘍)、腸閉塞については消化器内科とも協同して治療を行います。胆石症や胆嚢炎はほとんどの患者さんが腹腔鏡下で手術を施行することが可能となっています。

 

 

 

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160800xx02xxxx

股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等

229 24.76 25.29 64.63% 84.42
160760xx01xxxx

前腕の骨折 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等

108 2.99 5.95 2.78% 68.85
070010xx970xxx

骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1なし

62 3.58 4.65 1.61% 49.66
160850xx01xxxx

足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等

61 9.54 17.84 14.75% 52.44
160690xx99xxxx

胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし

52 22.40 19.16 73.08% 82.35

骨折、関節疾患、脊椎疾患、リウマチ性疾患や神経障害、骨粗鬆症、骨軟部腫瘍等の診療を担当しています。当科では外傷と骨軟部腫瘍を主に治療しています。最も多いのは、高齢者に多く発症する大腿骨近位骨折に対し人工骨頭挿入術や骨折観血的手術を行う患者さんです。地域連携パスを利用し地域の回復期病院と連携をとっているため、転院率が高くなっています。二番目、四番目は上下肢の骨折で、手術を行い短期間で退院する患者さんが多いです。三番目は良性骨軟部腫瘍に対し摘出術を行う患者さんです。骨軟部腫瘍は他病院からの紹介が多く、当院の大きな特徴であるといえます。

 

 

 

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060xx99x40x

脳梗塞 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし

41 26.51 16.89 41.46% 78.05
160100xx97x00x

頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

34 21.29 9.83 26.47% 82.97
160100xx99x00x

頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

29 10.79 7.99 20.69% 63.62
010060xx99x20x

脳梗塞 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし

27 21.41 16.94 33.33% 75.56
010040x099000x

非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

14 24.14 18.68 57.14% 75.93

脳卒中や頭部外傷に対しての外科的治療、脳腫瘍、水頭症などの診療を担当しています。最も多いのは脳梗塞の患者さんで、リハビリを行っています。四番目の脳梗塞はエダラボンを投与し治療を行った患者さんです。エダラボンとは、脳梗塞の発作を起こしてから24時間以内に使用すると後遺症を軽減する効果のある脳保護薬です。二番目、三番目にある頭蓋・頭蓋内損傷とは具体的に頭部の挫傷や開放創、頭蓋底骨折、脳震盪、外傷性硬膜外出血や外傷性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血などを含みます。当院は外傷性硬膜下血腫の患者さんが多いです。非外傷性頭蓋内血腫に対しては手術等をせず薬物治療を行います。

注)発症前Rankin Scale:発症前おおむね1週間のADLを病歴等から推定し、障害の有無で0~5に重症度を分類しています。

 

 

 

DPCコード

DPC名称

患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
20110xx97xxx0

白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼

15 2.00 2.49 0.00% 73.80
020150xx97xxxx

斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり

- - 3.08 0.00% -

眼の疾患や症状についての診療を担当しています。白内障の手術は、日帰りまたは入院で治療することができます。

 

 

DPCコード

DPC名称

患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
030400xx99xxxx

前庭機能障害 手術なし

35 5.23 4.67 0.00% 64.14
030240xx99xxxx

扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし

31 4.55 5.63 0.00% 30.29
030270xxxxxxxx

上気道炎

15 5.20 4.71 0.00% 44.80
030230xxxxxxxx

扁桃、アデノイドの慢性疾患

14 6.50 7.35 0.00% 16.57
030240xx01xx0x

扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 定義副傷病なし

- - 7.65 - -

耳・鼻・咽喉頭・頚部の炎症性疾患、腫瘍性疾患、聴覚・嗅覚の機能障害などの診療を担当しています。最も多いのは前庭機能障害で、めまいやメニエール病に対してステロイドなどの薬物治療を行っています。二番目の扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎は主に抗生剤物質や抗炎症剤を投与し症状を改善させています。五番目は抗生剤などの投与を行った上、扁桃周囲膿瘍切開術を行う患者さんです。どの疾患もほとんど1週間以内に退院しています。

 

DPCコード

DPC名称

患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110080xx991xxx

前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり

106 3.13 2.45 0.00% 73.21
11012xxx02xx0x

上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし

57 4.84 5.16 0.00% 62.00
110070xx03x0xx

膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし

49 7.29 6.81 0.00% 78.65
11012xxx97xx0x

上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病なし

26 7.15 7.30 0.00% 65.23
110080xx01xxxx

前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等

22 11.59 11.11 0.00% 71.27

腎臓、尿管、膀胱、尿道に至る尿路全体と、前立腺、陰嚢内容、陰茎という男性生殖器などの診療を担当しています。最も多いのは前立腺癌に対して前立腺針生検を行う患者さんです。次いで尿管結石に対し経尿道的尿路結石除去術を行う患者さん、膀胱癌に対し経尿道的切除を行う患者さんの順となっています。

 

 

DPCコード

DPC名称

患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
120060xx02xxxx

子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等

63 6.98 5.88 0.00% 47.02
120070xx02xxxx

卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等

43 6.74 5.97 0.00% 40.28
12002xxx02xxxx

子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等

28 2.29 2.92 0.00% 43.18
120060xx01xxxx

子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等

24 8.58 9.20 0.00%

46.67

120180xx01xxxx

胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等

15 9.13 9.40 0.00% 33.33

婦人科腫瘍や性器脱など、婦人科系疾患の診療を担当しています。上位5つは手術ありの診断群(DPCコード)であり、手術目的の患者さんが非常に多いといえます。子宮の良性腫瘍の多くは、子宮筋腫を指します。患者さんの平均年齢は他診療科に比べ低いです。自然分娩は原則自費の為、DPC対象外となり除外しています。

 

 

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx9900xx

慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし

32 9.53 11.35 62.50% 57.44
110280xx991xxx

慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり

11 4.55 6.01 0.00% 47.82
110310xx99xxxx

腎臓又は尿路の感染症 手術なし

11 15.27 13.66 18.18% 74.73
110260xx99x0xx

ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし

- - 19.53 - -
110280xx9901xx

慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり

- - 13.75 - -

CKD (慢性腎臓病)、腎炎、急性腎不全の血液透析を中心とした診療を担当しています。入院では慢性腎炎の患者さんや慢性腎不全の透析導入目的の患者さんが特に多いです。

 

 

 

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
130030xx99xbxx

非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2Bあり

31 14.26 12.23 0.00% 76.35
130010xx97x9xx

急性白血病 手術あり 手術・処置等29あり

17 31.47 34.69 0.00% 72.59
180010x0xxx0xx

敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし

17 19.65 20.06 17.65% 84.18
110310xx99xxxx

腎臓又は尿路の感染症 手術なし

16 15.56 13.66 18.75% 83.19
130010xx97x2xx

急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり

15 29.07 35.63 0.00% 64.53

当院の血液内科は、血液・化学療法内科の一部門であり、「血液のがん」を中心に診療に当たっています。血液のがんの中では悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫がもっとも高頻度で発症する疾患であり、当院でも多数を占めています。リンパ腫の病理診断は非常に専門性の高い分野であるため、近隣の大学病院とも提携して精度の高い診断を心がけております。現時点での最良の治療成績が確認されている標準療法を基本としており、必要時には自己末梢血幹細胞移植のような高度な治療も安全に実施いたします。多発性骨髄腫においては、積極的に分子標的療法を取り入れ、治療効果はもとより日常生活動作(ADL)の回復・維持も大事な目標としています。
急性白血病においては、8床のクリーンルームを使用して、十分な感染対策のもと「治癒」を目指した治療を展開しております。造血幹細胞移植については、自院で実施するほか、必要に応じて移植の専門施設へのスムーズな紹介を行い、個々の患者さんが快癒することを最優先に考えております。骨髄異形成症候群も白血病の仲間ですが、これと合わせてご高齢の場合や合併症の状況により標準療法が行えないときには、低容量の化学療法や緩和医療など、患者さんに合わせた治療を提案いたします。
以上、血液のがんは治療に長期間を要することが多々あります。当科では、治療が完了しその後の経過観察に至るまで一貫して、責任を持って診療にあたっておりますので、病期や状態にかかわらず受診していただくことができます。実際にご高齢の方や、合併症を抱えた方などを多く受け入れているため、大学病院や高度急性期医療を担う医療機関とくらべて、平均在院日数が長くなる傾向にあります。
また、がん以外の血液疾患も積極的に診療に取り組んでおります。血小板減少症、溶血性貧血、巨赤芽球性貧血などがあげられますが、疾患名が多岐にわたりかつ稀少な疾患のため、個々の年間の症例数は少数です。原因不明の血小板減少や貧血は血液内科にてご相談ください。

 

注)上段の表は治療内容による細分化されたDPCコードにて記載しておりますが、血液疾患は適切な治療が細分化されているため少数に分散され、診療実績を把握することが難しくなっています。下段に医療の専門家でない方にもわかりやすいよう、疾患名だけでの分類となるDPC6桁分類での実績を記載しております。

DPC6桁分類 疾患名 患者数
130030 非ホジキンリンパ腫 119
130010 急性白血病 73
040080 肺炎等 66
040081 誤嚥性肺炎 58
180030

その他の感染症(真菌を除く。)

31
130040 多発性骨髄腫 24

 

 

 

DPCコード

DPC名称

患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040081xx99x0xx

誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし

18 23.67 20.78 27.78% 84.06
180010x0xxx0xx

敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし

16 26.06 20.06 6.25% 85.19
0400802499x0xx

肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし

15 17.33 16.40 6.67% 86.60
070560xxxxx00x

重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

10 25.60 14.93 10.00% 78.00
110310xx99xxxx

腎臓又は尿路の感染症 手術なし

- - 13.66 - -

総合内科は、発熱が続いているものの、原因特定が難しい不明熱の患者さん、様々な症状があっても診断がついていない患者さん、関節リウマチなどの膠原病の患者さんを中心に診療を行っています。複数の臓器に症状や異常を認める疾患は、患者さんがどの科に受診すればよいかわからないことがあります。総合内科では診断の専門家として幅広い内科の知識をもとに、特定の診療科での対応が難しい患者さんの診断から治療までを受け持っています。

 

 

DPCコード

DPC名称

患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
10007xxxxxx1xx

2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり

48 9.67 13.77 2.08% 64.85
100040xxxxx00x

糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし

16 16.44 13.07 12.50% 52.00
100393xx99xxxx

その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし

14 11.71 9.83 21.43% 73.36
110310xx99xxxx

腎臓又は尿路の感染症 手術なし

13 23.69 13.66 38.46% 82.77
100380xxxxxxxx

体液量減少症

- - 10.26 - -

代謝・内分泌内科では糖尿病や脂質異常症などに代表される代謝疾患や甲状腺や副腎などの内分泌疾患を中心に診療を行っています。糖尿病の教育入院や治療の見直しのための入院を主に担当しています。糖尿病の急性代謝失調(糖尿病性ケトアシドーシスや高浸透圧高血糖状態など)の入院対応も行っています。頻度は少ないですが、内分泌疾患の治療や負荷試験に関する入院も必要に応じて行っています。

 

 

DPCコード

DPC名称

患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040081xx99x0xx

誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし

253 29.72 20.78 41.90% 86.75
0400802499x0xx

誤嚥性肺炎 手術あり 手術・処置等2なし

130 17.79 16.40 20.77% 85.10
040081xx97x0xx

肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なしA-DROP スコア2

27 39.44 35.71 29.63% 83.67
0400802497xxxx

肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術あり

21

32.05

30.13 28.57% 84.76
0400802299x000

肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なしA-DROP スコア0

10 9.30 8.13 0.00% 46.40

一般内科では、誤嚥性肺炎や熱性疾患の患者さんを中心に治療を行っています。
高齢の患者さんは、引き続きリハビリを継続する必要が高く、転院する患者さんが多いです。再発・予防・栄養摂取のため、胃瘻造設や中心静脈注射用植込型カテーテル設置などが行われる患者さんは、平均在院日数が長くなる傾向にあります。
「肺炎等」はウイルス性・誤嚥性・間質性以外の主に細菌性肺炎のことを指します。年齢が高く、A-DROPスコア(*)の値が大きいほど平均在院日数が長くなります。

(*)A-DROPスコア:年齢、性別や血液中の酸素濃度、脱水症状の有無、意識障害の有無等で0~5または不明に重症度を分類しています。

 

 

病院指標3 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発

再発

病期分類
基準(※)

版数

Stage I

Stage II

Stage III

Stage IV

不明

胃癌

11 - - 11 17 - 1 8

大腸癌

17 30 16 36 27 31 1 8

乳癌

- 11 - - - - 1 8

肺癌

10 - - 32 18 23 1 8

肝癌

- - - - - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類, 2:癌取扱い規約

 

 

病院指標4 成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数

平均
在院日数

平均年齢

軽症

40 7.48 44.00

中等症

162 16.72 80.90

重症

41 21.27 85.17

超重症

11 24.09 87.18

不明

- - -

 


 


 

病院指標5 脳梗塞の患者数等

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ICD10

傷病名

発症日から

患者数

平均在院日数

平均年齢

転院率

I63$

脳梗塞

3日以内

80 23.98 77.44 35.16%

その他

11 32.09 81.91 8.79%

 

 

病院指標6 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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Kコード

名称

患者数

平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211

内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満

211 0.07 1.06 0.00% 67.58
K7212

内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上

33 0.30 2.30 0.00% 66.82
K654

内視鏡的消化管止血術

32 2.16 13.66 9.38% 71.44
K6872

内視鏡的乳頭切開術 胆道砕石術を伴うもの

32 6.31 9.59 3.13% 72.75
K688

内視鏡的胆道ステント留置術

31 5.42 18.74 12.90% 78.55

内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が圧倒的に多く行われており、ほぼ全ての患者さんは術後1~2日で退院しています。この手術はポリープを切除する目的で行われていますが、早期大腸癌の発見に対しても非常に有用です。内視鏡的消化管止血術は、主に消化管出血や出血性胃・十二指腸潰瘍に対して行われます。内視鏡的乳頭切開術は、総胆管結石や胆管結石性胆管炎などに対して行われます。内視鏡的胆道ステント留置術は、総胆管結石や癌などによる胆道狭窄・閉塞・感染に対し行います。

 

 

Kコード

名称

患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5951

経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの

71 0.99 2.34 0.00% 70.68
K5493

経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの

44 1.45 4.11 4.55% 72.73
K5492

経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの

21 0.00 7.24 0.00% 68.67
K5491

経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの

19 0.00 13.89 5.26% 68.95
K5972

ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合

16 4.25 13.75 18.75% 82.38

2023年6月より、心房細動に対して経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)を行っており、最も多く施行しています。次いで緊急・予定を問わず、経皮的冠動脈ステント留置術が施行されています。通常、あらかじめ抗血小板剤の投与にて副作用が認められないことを確認してから、薬剤溶出性ステントを留置しています。また、不整脈の治療として、ペースメーカーの移植や、電池交換を行っています。

 

 

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K634

腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)

61 0.97 2.61 0.00% 60.85
K672-2

腹腔鏡下胆嚢摘出術

54 2.96 4.69 1.85% 62.26
K6335

ヘルニア手術 鼠径ヘルニア

44 0.86 2.11 0.00% 73.93
K718-21

腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの

44 0.86 3.20 0.00% 46.14
K719-3

腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術

36 7.42 9.89 2.78% 73.78

胆石症、胆嚢炎、虫垂炎、鼠径ヘルニアなどの疾患に多く手術が施行されています。多くはクリニカルパスを用いて計画的に治療されるため、平均在院日数の減少が達成されています。鼠径ヘルニアには腰椎麻酔下前方手術、全身麻酔下腹腔鏡手術の双方が行われ、個々の患者さんの病態によって選択されています。虫垂炎については殆どが腹腔鏡下手術が行われ、短期社会復帰に寄与していると考えられます。結腸癌、胃癌などの消化器癌については、消化器内科、血液・化学療法内科とも協同しキャンサーボードなどの協議をへて、手術的治療はもちろん手術以外の集学的治療も診療科横断的に施行され、治療成績の向上に寄与していると考えられます。2023年5月からダビンチによる手術を導入しました。結腸・直腸癌の患者さんに対してロボット支援下手術を行っております。従来取り組んでいた開腹手術や腹腔鏡手術と比較して在院日数は短縮しており、手術を受けられてから早期の社会復帰が可能となっています。

 

 

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0461

骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿

207 1.33 19.39 49.76% 79.66
K0462

骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨

186 0.59 4.21 8.60% 62.67
K0811

人工骨頭挿入術 肩、股

88 1.89 21.89 65.91% 83.43
K0463

骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他

66 1.61 5.48 6.06% 54.64
K0483

骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿

50 0.18 1.14 0.00% 48.10

骨折に対する手術が多く施行されています。最も多い手術は高齢者に起こりやすい大腿骨近位骨折に対する手術です。当院は急性期病床を有する急性期病院としても地域医療に貢献しています。引き続きリハビリが必要な患者さんには、地域連携パスを活用し地域の回復期病院と連携をとっているため転院率が高くなっています。

また、上記の表はKコードごとに細分化されており手術実績を把握することが難しくなっているため、手術名ごとの患者数を以下に掲載します。

手術名

患者数

骨折観血的手術 441
人工骨頭挿入術(肩,股) 88
四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(悪性を含む) 56
骨折経皮的鋼線刺入固定術 50

 

 

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K164-2

慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術

35 1.91 25.69 34.29% 85.03
K029

筋肉内異物摘出術

-

-

-

-

-

K1642

頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 硬膜下のもの

-

-

-

-

-

K386

気管切開術

-

-

-

-

-

K654

内視鏡的消化管止血術

-

-

-

-

-

慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が最も多く施行されています。慢性硬膜下血腫は脳の萎縮がみられる高齢者に多く起こります。
入院後すぐに手術を行っているため、平均術前日数が短くなっています。

 

 

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2821ロ

水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの

15 0.00 1.00 0.00% 73.80
K2422

斜視手術 後転法

- - - - -

白内障に対する水晶体再建術が最も多く施行されております。

 

 

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K3772

口蓋扁桃手術 摘出

17 1.00 6.76 0.00% 31.82
K368

扁桃周囲膿瘍切開術

- - - - -
K309

鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術

- - - - -
K6261

リンパ節摘出術 長径3cm未満

- - - - -
K340-5

内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)

- - - - -

扁桃炎に対して多く手術が施行されています。患者さんのほとんどが1週間以内に退院しています。

 

 

Kコード

名称

患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7811

経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの

61 1.00 2.85 0.00% 62.15
K8036イ

膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの

49 1.00 5.29 0.00%

78.65

K783-2

経尿道的尿管ステント留置術

39 0.69 8.10 5.13% 68.28
K843-4

腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)

23 1.00 11.48 0.00% 71.00
K800-2

経尿道的電気凝固術

19 1.00 4.68 0.00% 70.32

当院では、2023年3月に手術支援ロボット「Da Vinci Xi」を導入いたしました。泌尿器科でも、2023年7月より前立腺癌の患者さんに対して、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RARP)を開始いたしました。これまでに行っていた開創下での手術法(腹部に大きな切開をして、前立腺を取り出す方法)よりも、低侵襲でかつ、出血量も少なくすることができます。前立腺癌と診断され、手術を希望された方に対しては、積極的にRARPを行っております。現在、RARPを希望される方が増えており、藤田医科大学腎泌尿器外科学教室とも連携しながら、安全で低侵襲な治療が提供できる様努力したいと考えております。
又、腎尿管結石に対しては、ホルミニウムレーザーを用いた経尿道的手術を行っており、低侵襲な治療に努めています。膀胱腫瘍に対しては、経尿道的手術を主体として行っており、再発症例に対しては、複数回行うこともあります。

 

 

 

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K877-2

腹腔鏡下腟式子宮全摘術

79 1.01 4.96 0.00% 47.72
K8882

子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの

52 1.00 4.75 0.00% 41.37
K867

子宮頸部(腟部)切除術

28 0.00 1.29 0.00% 43.18
K877

子宮全摘術

17 1.41 7.53 0.00% 60.06
K8982

帝王切開術 選択帝王切開

17 2.94 7.29 0.00% 33.82

腹腔鏡下腟式子宮全摘術が最も多く施行されています。主に子宮筋腫や子宮腺筋症に対して行われる手術です。子宮の良性疾患(子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症など)に対してロボット支援手術を実施しています。これまで低侵襲な腹腔鏡下での手術を多く実施していました。術後回復が早く、入院期間や療養期間が比較的短く、患者さんにとっても選択しやすい術式となっています。また、ダビンチの導入により、安全で低侵襲な手術が可能となりました。二番目の腹腔鏡下子宮附属器腫瘍摘出術は卵巣腫瘍や卵巣捻転に対して行われる手術です。腹腔鏡下手術は術後の痛み軽減や侵襲が少なく傷が小さいなどの利点があり、ほとんどの患者さんがこの術式を選択します。三番目の子宮頸部(膣部)切除術は主に子宮頸部異形成や子宮頚上皮内癌に対して行われています。四番目に多い子宮全摘術は開腹で施行した場合の件数で、腹腔鏡下で行う場合と比較して入院期間が長くなっています。五番目の選択帝王切開術は予定入院の患者さんが多いです。患者さんの平均年齢は他診療科に比べ低いです。

 

 

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K6113

抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合

13 2.08 13.54 0.00% 67.62
K6262

リンパ節摘出術 長径3cm以上

- - - - -
K9212ロ

造血幹細胞採取(一連につき) 末梢血幹細胞採取 自家移植の場合

- - - - -
K6261

リンパ節摘出術 長径3cm未満

- - - - -
K783-2

経尿道的尿管ステント留置術

- - - - -

抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置が圧倒的に多く施行されています。この手術は悪性腫瘍の患者さんに対し、抗悪性腫瘍剤の局所持続注入または疼痛の制御が目的であり、がん患者さんのQOL向上に努めています。

 

 

 

病院指標7 その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC

傷病名

入院契機

症例数

発生率

130100

播種性血管内凝固症候群

同一

-

-

異なる

15

0.18%

180010

敗血症

同一

39 0.47%

異なる

48 0.58%

180035

その他の真菌感染症

同一

-

-

異なる

-

-

180040

手術・処置等の合併症

同一

12 0.15%

異なる

- -

 

 

 

医療の質指標1 リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
819 712 86.94%

 

 

 

医療の質指標2 血液培養2セット実施率

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血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) 血液培養2セット実施率
4139 2989 72.22%

 

 

 

医療の質指標3 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
789 653 82.76%

 

医療の質指標4 転倒・転落発生率

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退院患者の在院日数の総和(分母) 退院患者に発生した転倒・転落件数(分子) 転倒・転落発生率
95980 346 3.60%

 

医療の質指標5 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

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退院患者の在院日数の総和(分母) 退院患者に発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数(分子) 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
- - -

 

医療の質指標6 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

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全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数(分母) 分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数(分子) 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
751 750 99.87%

 

医療の質指標7 d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

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退院患者の在院日数の総和(分母) 褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡)の発生患者数(分子) d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
93303 84 0.09%

 

医療の質指標8 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

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65歳以上の退院患者数(分母) 分母のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者数(分子) 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
4417 2231 50.51%

 

医療の質指標9 身体的拘束の実施率

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退院患者の在院日数の総和(分母) 分母のうち、身体的拘束日数の総和(分子) 身体的拘束の実施率
95980 16083 16.76%

 

 

更新履歴
2025/09/26  初版公開
当院の病院情報の公開は「医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)」に準拠して行っています。