診療科・医師紹介
耳鼻咽喉科

役職 医師名 |
卒業年 | 所属学会(資格) | |
---|---|---|---|
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頭頚部外科部長 |
平成19年 |
日本専門医機構認定(耳鼻咽喉科専門医)
医療系大学間共用試験実施評価機構 (◎臨床実習後OSCE 認定評価者) |
聴こえや平衡感覚・におい・味といった感覚器の異常のほか、嚥下機能や発声機能といった、大切な体の機能の問題に対応して診療を行っています。病気の種類も、感染症などの炎症やアレルギーのほかに、神経機能の問題や加齢による変化など様々なものがありますので、的確な治療に努めております。
また当科では、頭頸部外科として、良性・悪性を問わず腫瘍性疾患や手術を要する病気の診療も行っております。
【対象疾患】
- 頭頸部腫瘍 (良性・悪性)
- 中耳炎
- 鼻炎 (慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎)
- めまい
- 難聴
- 嗅覚障害
- 嚥下障害
- 声帯ポリープ
- 急性扁桃炎
- アデノイド・扁桃肥大
- メニエール病 など
頭頸部悪性腫瘍に対しての診断・手術
頭頸部は、脳と目を除く首から上のすべての領域を指し、鼻(鼻腔・副鼻腔)、口腔(舌・歯肉など)、上咽頭・中咽頭・下咽頭、喉頭(声帯)、頸部食道、耳下腺・顎下腺・舌下腺、甲状腺などが含まれます。 当科では、これらの部位に発生する良性・悪性の腫瘍や、手術が必要な疾患の診療を行っております。この領域では、正確な診断と適切な治療はもとより、機能の温存や身体への負担の軽減も非常に重要です。そのため、十分な説明と相談のもとで、慎重に治療を進めてまいります。
引用:一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
診断までの流れ
-
喉頭鏡検査・喉頭ファイバースコープ等
がんの部位、大きさ、広がり、硬さなどを調べます。
-
病理検査
頭頚部がんである確定診断を行います。
-
CT・MRI・超音波検査等
がんの広がり、深さ、転移の有無を確認します。
-
上部消化器管内視鏡検査
ステージの判定を行い、治療方針を決定します。
慢性副鼻腔炎に対しての内視鏡下手術
慢性副鼻腔炎や副鼻腔真菌症などに対し、内視鏡を用いて、副鼻腔の病的な粘膜を取り除き、各副鼻腔をひと続きの空洞として鼻腔へ大きく開放することで、病変部位の洗浄や摘出を行います。
従来の手術と比べて大きな利点は、手術侵襲が小さい (体に対するダメージが少ない) 事が挙げられます。従来法は2~3週間の入院が必要であったのに対し、内視鏡手術では1週間程度の入院です。
内視鏡下鼻・副鼻腔手術(ESS)分類表
外来・入院患者数
|
2024年度 |
---|---|
外来患者数 |
7,509 |
入院患者数 |
186 |
入院患者疾患
入院の契機となった傷病名(MDC6) | 2024年度 |
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扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 | 44 |
前庭機能障害 | 41 |
突発性難聴 | 9 |
顔面神経障害 | 5 |
帯状疱疹 | 1 |
聴覚の障害(その他) | 2 |
扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 12 |
滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞 | 2 |
上気道炎 | 12 |
先天性耳瘻孔、副耳 | 1 |
顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) | 1 |
耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 | 3 |
手術件数
正式名称 |
2024年度 |
---|---|
咽頭悪性腫瘍手術(軟口蓋悪性腫瘍手術を含む) |
1 |
甲状腺悪性腫瘍手術(切除)(頸部外側区域郭清を伴わない) |
1 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) |
2 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) |
2 |
鼻腔粘膜焼灼術 |
30 |
鼓膜切開術 |
19 |
扁桃周囲膿瘍切開術 |
10 |
鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 |
15 |
鼻骨骨折徒手整復術 |
6 |
リンパ節摘出術(長径3cm未満) |
6 |
咽頭異物摘出術 |
12 |
口蓋扁桃手術(摘出) |
15 |
下甲介粘膜レーザー焼灼術(両側) |
4 |
先天性耳瘻管摘出術 |
2 |
鼻中隔矯正術 |
5 |