診療科・医師紹介
血液・化学療法内科
担当診療科:血液・化学療法内科、化学療法内科、疼痛緩和内科
役職 医師名 |
卒業年 | 所属学会(資格) | |
---|---|---|---|
副院長 |
平成10年 |
日本血液学会 (血液専門医・指導医) |
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輸血部部長
片岡 孝江 |
昭和56年 | 日本血液学会 (血液専門医・指導医) |
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血液内科科長
𠮷田 嵩 |
平成20年 | 日本血液学会 (血液専門医・血液指導医) |
|
医長 平出 賢太郎 |
平成26年 | 日本内科学会 (総合内科専門医) |
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医師
上谷 綾祐美 |
平成30年 | 日本血液学会 |
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医師 |
令和3年 | ||
医師 野田 拳汰 |
令和4年 |
白血病や悪性リンパ腫・多発性骨髄腫といった「血液のがん」の診療を中心に、固形腫瘍(大腸がんや乳がんなど)も含めた幅広い分野の化学療法(抗がん剤治療)を行っています。また、がん以外にも、赤血球・白血球・血小板の病気(血液疾患)について専門的に担当しています。
正確な診断と最新の知見に基づいた治療(標準治療)を行えるよう、専門医の育成や大学病院などの教育機関との緊密な連携を行っており、通院での化学療法から、急性白血病の抗がん剤治療や骨髄移植などの非常に強力な治療まで、ほとんどの症例に対応しております。さらに、臨床試験やCAR-T療法など特別な治療が必要な際には、適切なタイミングで高度医療機関への紹介を行っています。
また、高齢者や合併症をお持ちの患者様など現実の診療では、お手本通りの治療が行えないケースが多く存在します。患者さん一人一人に合った診療を、患者さんの意思に寄り添って進めていくことが何よりも大切なことであると考え、患者さんとの対話・説明に力を入れて取り組んでおります。長い闘病生活になる方もいらっしゃいますので、多職種で構成する緩和ケアチームと早期から連携し、患者さんを一貫して支援してまいります。
対象疾患
白血病(急性/慢性)
悪性リンパ腫
多発性骨髄腫
骨髄異形成症候群
溶血性貧血
再生不良性貧血
血小板減少症
薬物療法を行う悪性腫瘍(乳がん、胃がん、結腸がん・直腸がん、泌尿器の腫瘍など)
造血幹細胞移植
通常の化学療法や免疫抑制療法だけでは治すことが難しい血液がんや免疫不全症などに対して、完治させることを目的として行う治療です。通常の治療法に比べて、非常に強い副作用や合併症を生じることもあります。そのため、造血幹細胞移植を行うかを決定する際には、患者さんごとに、慎重な検討がされます。大量の化学療法や全身への放射線治療などからなる移植前処置のあとに、自分またはドナーから事前に採取した造血幹細胞を点滴で投与します。血液やリンパのがんなど化学療法や放射線治療が効きやすいがんが治療の対象になります。
分子標的療法
従来の抗がん剤には、がん細胞の活発な増殖を抑える作用の薬がありますが、がん細胞だけでなく、正常な細胞にも攻撃的に作用してしまう為、吐き気や皮膚のしびれといった副作用が出やすくなります。
分子標的薬は、病気の原因に関わる特定の分子だけを選んで攻撃する為、副作用を抑える事ができます。
設備
血液中の白血球が減少した患者さんが入室するクリーンルームを8床備えています。
患者さんにとって閉鎖感の少ない開放的なクリーンルームとなっています。
外来・入院患者数
|
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
---|---|---|---|
外来患者数 |
9,446 |
8,200 |
7,762 |
入院患者数 |
655 |
505 |
560 |
診断件数
|
2021年 |
2022年 |
2023年 |
---|---|---|---|
白血病 |
26 |
22 |
17 |
骨髄異形成症候群 |
21 |
8 |
10 |
悪性リンパ腫 |
46 |
47 |
35 |
骨髄腫 |
14 |
13 |
17 |
その他 |
53 |
57 |
40 |
入院化学療法件数
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
---|---|---|
388 |
228 |
226 |
移植件数
正式名称 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
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造血幹細胞移植(末梢血幹細胞移植)(自家移植) |
2 |
3 |
3 |